第一章 日常

2/2
前へ
/8ページ
次へ
高校3年の春の事だった。 2×××年。 〇〇高校。 「~であるから・・。」 授業中。 主人公「ヒトミ」は、先生の話を聞かずに寝ている。 周りも漫画を読んだり、携帯をイジったりしている。 「お~い、あと1年後にはもう働いているんだから、最後の一年ぐらいは勉強しろ~」 ヒトミは現在高校3年。 特に深い友達も作る事もなく、クラスでは1人でいる方が多い。スタイルもそんなではない。 進学ではなく就職するつもり。いつも寝てはいるが、成績は中の上。だから特に何も言われない。 いつも寝ている理由は、バイト。 数日後。 3年生になったという事で、席替えをする事に・・。 ヒトミは、寝られればいい・・と思っていたので、興味があるわけでもない。 くじ引きでどんどん決まって行く。 他の男女は、ワイワイと騒いでいる。 席は、窓際の後ろから2番目。 隣・前・斜め前は男子。後ろは女子。 ヒトミを囲んだ男子は、クラスで車好きで有名な3人だった。 ある意味、ここから車にハマっていくキッカケだったのかもしれない。 授業が始まり・・。 周りの男子が雑誌を囲んでいる。 時折、車の車種と思われるアルファベットと数字が聞こえてくる。 更には、 「免許取ったら即効シルビア買う!」 という声まで聞こえてきた。 話を聞きながら寝る・・。それが毎日続くのであった。 第2章へとつづく
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加