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学期末テストの上位50人の名前が貼り出されてる
横目で通り過ぎようとしたら
「美咲!オハヨ」
親友の麻里が挨拶してきた
「おはよ…」
「順位見ないの?…万年学年トップだもんね」
半分嫌味ですか?
横目で睨んだ
「万年二番が…それで、生徒会長ですか」
「ひっどぉーーいっ!」
麻里を苛めるのは、面白い
「「美咲先輩、会長おはようございます」」
「おはよう♪」
「おはよ…」
生徒役員の後輩達が挨拶してきた
挨拶したし、早く教室に行こうとした瞬間
〔ドスッ〕
「きゃっ!」
何かがぶつかって来た
よろけて、倒れると…
体は、宙に浮いてる
ギュッと瞑っていた目を、恐る恐る開けると…
【あの男の子だ…】
キョトンとしてると
「大丈夫ですか?」
顔を覗きこんでくる
状況がイマイチ飲み込めてないが、恥ずかしい
「あっ…大丈夫だから…降ろしてくれないかな?」
「はい…」
足からゆっくり、降ろしてくれた
「ありがと…」
顔が見れない!
俯きながら、お礼だけは言った
「美咲先輩大丈夫ですか?…あっ、真田君」
後輩が駆け寄って来た
〔真田君って言うんだ〕
上目遣いで覗きみした
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