過去

9/13
前へ
/27ページ
次へ
つくづく自分が嫌になる。 後先考えず、発言してしまう 「明日の10時に、名刺の住所まで来て貰えるかな?リュウ君も残りの分撮らせて欲しいし」 にこやかに、佐々木と俺に話しかける 他の奴等は、全く目に入ったないようだ。 思わず、額に手を当てた コイツのペースで、話しは進んでるじゃんかよ! ぜーって、優男よりタチが悪いぜ。 「明日スケジュール入ってるので、無理です。来週にして貰えませんか?」 佐々木がフレームをあげながら言った 「残念だなぁ…えっと、君の名前教えてくれない?」 先に名前聞けよっ! 「石川博斗です」 「ありがとう、じゃ、明日待ってるね」 記念にと、歩道で俺らを撮っていき、ステップでするかのように、次の獲物(ターゲット)を 探すかのように、過ぎ去って行った 「なぁ、佐々木、何で隠してたんだよ」 皆が、烈火のごとく問いただしている 佐々木は曖昧な生返事ばかり そりゃそうだろぅ 地味が服着てます状態だもんな しかし、何で俺なんだ? 一人で悩んでたら 「もう、良いじゃん?それよりカラオケ行こうぜ」 「そうだな」 話題は反れて、目的を思いだしたかの様に歩きだした。 頭の中で、警報が鳴っている。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加