逃避

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今日は何日だったかしら・・ 脱ぎ散らかしていた服のポケットの中からタバコを探し火をつける。 「はぁ~・・・」 吐き出した煙りが天井にむかって消えて行く。 最後だったあの時が… もう何日前の事だったのか思い出せない でも あの光景が脳裏にこびりついて離れない。 気づけばしょうじの隙間から朝日が差し込んで来ていた。 耳を傾ければどこからか小鳥の鳴き声も聞こえてくる。 あの日の朝も小鳥が鳴いていた。 あの日 全てが変わってしまった・・
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