飛行機雲

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  返事なんか、このまま来なければ良い。   振られた弱味につけ込んでやる。     だけど…   そんな事しても、結局はどうにもならないんだよね。     所詮、幼馴染みは幼馴染みなんだし…。       あぁ、飛行機雲は段々薄くなっていく。 後ろの方から消えていく。         ポケットの中で携帯が鳴った。       『返事来た!OKだって!』       アイツからのメールだった。   内容最悪。       『良かったね。大事にしてあげなよ!』       溜め息を吐きながら返事を打つ。   送信ボタンを押して、携帯を鞄に放り込んだ。      
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