~日常~喧騒と変化

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「あの人気大会以来 毎日のように昼食誘われんのよ 断る理由作りに先客作るわけ 祐太なら安心だしね と、特別な意味はないのよ 別にっ!」 祐太が真っ先に浮かんだだけだもん… 私は…好きだった… けど…もう諦めたし… あの先輩…学校一の美人 菊池 藍(きくち あい) と楽しげに笑う祐太を見たときから… 「あー、はいはい分かってるよ 分かってる」 分かってない… 分かってないよ… 「また昼休みにね」 「あぁまたな」 手を振り教室へ向かう 早く眠りたいのか早歩きの祐太 距離は離れていき、曲がり角で見えなくなった
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