802人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
ようやく分かった自分の中の違和感。
私…瑞希を
親友に恋愛感情を………
『…やっぱり…こんな事…聞きたくなかった…ですよ…ね?』
黙り込んだ私を見て、ゆんちゃんは勘違いをしたみたい。
『ううん、そんな事…』
『明日香先輩、私…忘れるように
『…瑞希を好き、なんでしょ?』
『え?』
『流れに身を任せてみるのも、ひとつの手だよ?』
『?』
『無理に忘れようとしても、余計想いが募るもん。…きっと時間が解決してくれるよ。』
『明日香先輩…』
『って、これ他の人の受け売りだけどね(笑)』
ゆんちゃんを前に、自分の感情は出せない。
ホントは嫉妬でグチャグチャになった感情をぶちまけたいけど、そんな事…できる訳ないよ。
その後、ゆんちゃんは瑞希を好きになった日の話をしてたけど
正直、頭には全然入ってこなくて………
飲めない筈のお酒を
どれだけ飲んでも酔えなくて……
そして、途中で記憶が途切れた。
最初のコメントを投稿しよう!