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……遅い。
いくらなんでも遅すぎる。
もう終電には乗ったのかなぁ？
連絡、してみようかなぁ……。
でもなぁ………
ゆんちゃんが一緒なら……
正直、今はあまり関わりたくないんだけど……
んなコト言ってる場合じゃないか。
最悪、車で迎えに行かなきゃなんないかもしれないし。
携帯の小さなボタンを押し、明日香の番号を探す。
あった。
携帯からは無機質な呼び出し音が鳴る。
で、出ねぇ!?
もう、何やってんのよ!?
切ろうかなぁ………
もう少しで留守番電話に切り替わるって時、呼び出し音が消えた。
まったく…
『明日香ぁ？今どこよ？』
でも、私の呼びかけに応えた声は、酔っ払った男だった。
『もっしもぉし？明日香ちゃんは今、トイレにいっトイレェ♪なんちゃって』
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