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ゆんちゃんの話が頭に入ってこなかった。
多分、赤ワインを飲み過ぎたせいだ。
いや、自分を保つ為にわざと記憶をなくしてるのかも。
気もそぞろの私に気付いたのか、ゆんちゃんが
『そろそろ、お開きにしましょうか。』
って言ってくれた。
ゆんちゃんと別れた後、まっすぐ帰るのが憂鬱で……
ふらふらしてたら声を掛けられた。
『明日香ぁ!?』
へ!?
振り返ってみると懐かしい顔。
『奏汰!?』
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