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『はいはぁい、明日香?』
トンちゃんの声が耳に入ってきた途端
私の瞳から、堪えきれず涙が溢れてた。
『……もしもし?明日香?』
呼びかけるトンちゃんの声にも応えきれず、嗚咽ばかりが出てくる。
『ちょっと明日香!?何かあったの!?』
トンちゃんに伝えなきゃ……
『み、瑞……希が………事故に遭って……』
『えっ!?あんた今どこ!?』
『び、病院に…向かっ…てる…トコ……』
トンちゃんは言葉に詰まる私から病院の名前を聞き出した。
『ここから近い。私も行くから!しっかりしなさい!!
『…う…ん…』
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