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《もしもし!君、この携帯の持ち主、小島瑞希さんと知り合いですか!?》
繋がった携帯に出たのは、瑞希さんじゃなく……
それは救急隊員だった。
電話の向こうで聞こえるサイレン、慌ただしい喧騒感が嫌でも伝わってくる。
携帯を持つ手が震え、意識が遠のく気がした。
嫌な予感を払拭出来ず、問い掛けようとした瞬間
《とにかく君、病院に来てもらえますか!!あと親族か親しい人に連絡を取りたいけど、連絡先は知ってますか!?》
《小島さん、事故に遭われて非常に危険な状態なんです!》
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