後悔

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トンちゃんは長椅子に座ったまま、動けずにいた。 『じゃあ、ここにみえられるのは明日になりますかね?』 『……そうですね、おそらく』 瑞希のご両親は、瑞希が高校生になると同時に、田舎の方へ引っ越していた。 瑞希のおばぁちゃんが脳卒中で寝たきりになり、介護をする事になったらしい。 瑞希も一緒に行く事を考えたみたいなんだけど、瑞希のご両親の答えはこうだった。 『せっかく受かった高校なんだ。自分の道を見つけなさい。』
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