802人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
───手嶋優子の告白②────
私は自分の下半身に違和感を感じてトイレに行くと………ショーツが濡れていました。
たったアレだけの事で、私……反応しちゃったんです……。
そして、自覚しました。
この感情が“憧れ”なんかじゃないって。
ソレから暫くして、私は彼と別れました。
彼は別れる事に、なかなか納得してくれませんでしたが……
私の決意は変わりませんでした。
でも、だからって瑞希さんに付き合って欲しいと言うつもりはありません。
私に勝ち目がないの、分かってますから。
………もうずっと、瑞希さんのコト見てるんですよ?
好きな人が誰を想ってるかなんて……嫌でも分かっちゃう……。
明日香先輩のコト、羨ましくって……
でも鈍い先輩を恨めしく思った事もあるけど……
私、明日香先輩も好きだから。
だから、瑞希さんと恋人になりたいなんて言わない。
でも……言わない代わりに
……一度だけ、私を抱いてください。
最初のコメントを投稿しよう!