802人が本棚に入れています
本棚に追加
/334ページ
泣きながら必死に想いを伝えてくれた彼女の涙を
私は抱き締め、唇を重ねる事でしか止めるすべを知らなかった。
いや、もしかしたら…あの時飲んでた赤ワインが、私の感情を高ぶらせたのかもしれない。
眠り続けているゆんちゃんを置いて、私はベッドを降りた。
脱ぎ散らかしたままの2人の服。
拾い上げ、私は身に纏った。
バックに入ったままの携帯を開けると、明日香から着信が1回だけ入っていた。
ちょうど1時間前…か。
連絡………しなきゃな……。
テーブルにあった紙にメモを残し、私はゆんちゃんの部屋を後にした。
コレで何度目だろう。
愛情の無いセックスをするのは…
最初のコメントを投稿しよう!