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私の目からは、とめどなく涙が流れ出て…
止めようと思っても、ソレは決壊したダムのように溢れ出していた。
『ちょっ…💦…そんなに寂しかった?ごめんね?』
私の目の前で困り顔の瑞希が必死で謝ってて…
その顔見てたら、何か可笑しくなってきて
私は笑いながら泣いてた。
『もう…泣くか笑うか、どっちかにしなさいよ…』
瑞希はそう言うと、私を抱き締めて頭を撫でてくれた。
………あ…瑞希の匂い……何か安心する…………
でも、瑞希の匂いに交じって微かに、ゆんちゃんの香水の匂いがした。
それを感じ取ってしまったが為に、私の涙は止まってくれなかった。
何で?
自分でも分からない。
何でなの?
そんな事を考えてるうちに、私は瑞希の胸の中で泣き疲れ眠りに落ちた。
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