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+.。.:*・゚☆someone*・゚+
ザァザァと…
真っ暗な夜の中で雨が降っている。
それを地面に倒れ伏した状態のまま、
頬で感じながら…
俺は、目の前に立って無表情で俺を見下ろす“ソイツ”を見つめた。
「お前…は…?」
「白い羽の継承者。100から0へ…お前を招待する」
「…っ!!」
淡々とした声と、
その声が言った意味が分からない俺は…
“ソイツ”が俺の目蓋の上に手を置くのを、
黙って見つめていた。
「僕たちにはお前が必要なんだ」
暗転する意識の中、
そんな言葉を聞いた気がした。
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