不思議な犬

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すると老婆が優しく頭を撫でながら、 「奏さん。さっきベンチで泣いてたでしょ。」 「なんでそれを?」 「それはね…内緒にしなきゃダメよ?」 「……はい!」 「ココに来れるのは心がキレいで、強い願いを持つ人だけなの。奏さんは、選ばれたのよ。」 話している間も頭を撫でていた手を今度は額に合わせてきた。
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