不思議な犬

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「あら?久々のお客さんかな。」 建物の中から一人の老婆が出てきた。 「おばあさん!すいません。」 「どうして謝ってるの?」 「え?勝手にお庭に入っちゃったから…。」 「奏さんは好んでココに来たの?」 優しい喋り方で、暖かい笑顔で奏のもとに近寄ってきた。 「どうやってココに来たかわかんなくて…って何で私の名前知ってるんですか?」 驚きで目をぱちくりとさせた。
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