平凡な日常

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〈5月7日 AM 6:45 徳島県 山岡高校第一寮〉 穏やかな光が窓から差し込む。 鳥の鳴き声も聞こえる、静かな朝だ。 こういう時はずっと布団にこもっていたいもんだが…。 ピピピピッ!ピピピピッ! 時計のアラーム音が静寂を打ち破る。 俺は手を伸ばしてアラームを止めると、ゆっくり体を起こして目を覚ます。 俺は佐山大我(サヤマ タイガ)、帝国立山岡高等学校に通う高校3年生。 俺には他人とは少し違う日課がある。 それは今俺の隣でいびきをかいてる西野総司(ニシノ ソウシ)を毎朝起こすことだ。 「おい、起きろ総司。朝だぞ。」 しかしいくら肩を揺すっても起きる気配はまったくない。 それどころか、 「ぐへへへへ…そんなにたこ焼きばっか食えないよ~」 ………、 俺は無言で急所に蹴りを入れた。
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