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〈PM11:20 山岡高校 2-D教室〉
「教科書に載っているように、我が国では―」
あーつまんね。なんで去年と全く同じ授業受けなきゃいけないんだよ。
こんなことなら留年しないようにちょっとくらい勉強しときゃよかった…。
それにマジち〇こが痛い…。
大我の奴…何も朝っぱらから蹴ることはないよな…。
「えーではSJAT(スジャット)とは何か?
西野、答えろ。」
「えーっと…。わかんねーっす!」
教室に笑いが起きる。
くそっ、急に振るなよな、あのクソ先公…。
「バカ者。SJATを知らないのはお前くらいのもんだぞ。
では代わりに須田、このバカにSJATが何か教えてやれ。」
須田は立ち上がって答える。
「SJATとはSuper Judge Attack Teamの略称で、国家治安維持や皇帝陛下の警護を行う特殊部隊のことです。」
「その通りだ。
分かったか西野?」
「バッチリ覚えました!」
とでも言っとかないと、後でうるさいからとりあえずわかった振りだな。
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