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俺が勝利の余韻に浸っている時、不意に声を掛けられた。
「真哉!」
そこに駆けつけて来たのは澪。
「勝ったね!!見てたよ!?」
俺がちゃんと……か、どうかわからないが戦った姿を見て興奮している。
……まぁ勝ったの始めてだしな。
「お、おう。澪は……勝ったみたいだな……」
しかも無傷な所を見ると圧勝だったみたいだ。
「うん!真哉、次も頑張ってね!」
そう笑顔で言った澪は、走り去って行った。
何だったんだ……。
「卑怯者だな……」
「うるせーぞ拓海。勝てばいいだろ?」
拓海は笑顔になり頷く。
「まあ負けるよりはな。次の試合始まるぞ?……次も勝てよ」
そう言ってくれた拓海に俺は頷き、答える。
「一応、頑張ってみるよ」
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