第一章:校内魔法トーナメント

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俺が勝利の余韻に浸っている時、不意に声を掛けられた。 「真哉!」 そこに駆けつけて来たのは澪。 「勝ったね!!見てたよ!?」 俺がちゃんと……か、どうかわからないが戦った姿を見て興奮している。 ……まぁ勝ったの始めてだしな。 「お、おう。澪は……勝ったみたいだな……」 しかも無傷な所を見ると圧勝だったみたいだ。 「うん!真哉、次も頑張ってね!」 そう笑顔で言った澪は、走り去って行った。 何だったんだ……。 「卑怯者だな……」 「うるせーぞ拓海。勝てばいいだろ?」 拓海は笑顔になり頷く。 「まあ負けるよりはな。次の試合始まるぞ?……次も勝てよ」 そう言ってくれた拓海に俺は頷き、答える。 「一応、頑張ってみるよ」
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