第一章:校内魔法トーナメント

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「だ、第八ブロック二回戦を始めます!!えと、香住君と高山君は闘技台に上がってください!!」 今度の審判は第三ブロックシードだった横峯さんだ。彼女もほぼ無傷……やっぱりシード組は強いな。 いやいや、それより自分の試合に集中だ……。相手は高山って男子……確かこいつも向井の取り巻きの一人だ。 「ふ、二人とも準備はいいですか?」 顔を赤くしながら大きな声で言う横峯さん。 「おお!!」 力強く返事をする高山。 それに対し、無言で頷く俺。 「それでは……始め!!」 俺はすぐに蒼いオーラを纏う。 そしてすぐに武具召喚をし、“見た目”はさっきのナイフと変わらないナイフを取り出す。 「またそのナイフか……。おれは清水とは違うぞ?」 ……清水? ……ああ、さっきの取り巻きか。 その瞬間、高山は黄色いオーラを纏う。 「清水は炎だったが俺は違う……俺の属性は雷!!お前の氷とは」 高山が喋っているが関係ない。 肉体強化を済ませている俺は大きく前に踏み出し、ナイフを高山に向け、さっきのナイフには無かったはずのナイフに備えつけられた“ボタン”を押す。
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