第一章:校内魔法トーナメント

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――――。 今からクラス代表を決めるにあたって担任の先生、羽田 太一(はねだ たいち)が話している。 「さて、今から戦ってもらう訳だが……。正直な所、クラス全員の実力は殆どわかってる」 そして、こう続ける。 「俺には代表になる八人は予想できるんだ」 この言葉にクラス全体がざわめきだす。  ……そりゃそうだろうな……。クラスの奴ら見てればわかるさ……。俺に比べたら全員優秀だ。でも、格が違う奴は六人だ。あと二人も大体わかる……。 普段は、戦う事はしない俺だが、今日は全く逆の思いが心にあった。  ……おもしれぇ。代表になってやろうじゃねぇか……。 落ちこぼれと呼ばれる俺がこんな事を口にすれば笑われるのがオチだろう。 「四十人の中から八人を選ぶんだ。各ブロック五人ずつのトーナメントだ。 さっき俺は、八人は予想できると言った。その八人はシードになってもらう」  ……先生が言っているのはこういう事か。 トーナメント表を書いてみた。下手で悪かったな……。image=346102156.jpg
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