過去 春

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俺は、体を起こして、おい、咲!と咲を指差して言いった 咲はピシッと敬礼をして問いた、 「何でありますか?雄二殿」 と返答。 「今は春だぜ、まったりするものだ!」 言いたいことを言い放った俺は笑顔でまた机に凭れ掛かる。 どうせこの後は家に帰って俺はゲーム三昧だぜ! テイ○ズ・モン○ン・アッチ系のゲーム...ふははははは 今の俺は誰に求められんぜ。! とニヤニヤしながら窓から流れる光に当たりまったりしていた。 「そっか...今日は久々に雄君と帰ろうとしてたのに」 ...なんですと?今なんですと?一緒に帰る?そ、それは... 「じゃあ先に帰るね。ばいばーい」 とわざとらしく手を振りはじめる 「いっ今から準備する。まっ待て!」 慌てて体を起こし俺は机の中の教科書を鞄に入れる。 だがそれも虚しく、咲は鞄を持ち教室の入り口で止まり、 「えへへ~先いくからね~」 と笑いながら一回転して教室から走っていってしまって、 俺は鞄を手にそんな咲を追うようにして教室から出た。
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