Kanon ～もう一人の主人公の物語～

プロローグ

女性の声「よっ、新一待ったか？」

聞き覚えのある声を聞いて僕は顔を上げた。
新一「普通５時間も人を待たせますか？」

僕は半眼で彼女を見た。

セミロングの青みがかかった髪にちょっと眠そうな目をしながらくわえ煙草の出で立ちの女性は僕がこの街に帰る事になったときに引き取ってくれる事になった女性だった。

女性の名前は立花 衣美(たちばなえみ)僕の３つ上の姉だ。

といっても血はつながってなく、小さい時までは一緒にいたがこの街から引っ越す時にこの街に残ることにしたらしい･･･。