「デートの日2」

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「鈴?」 理樹があたしを心配そうに言った 「理樹、今日はデートしてくれてありがとう、、」 「いいって、僕も鈴とこうしてデート出来て楽しかったし」 「、、すまない、こういうの初めてだから言えばいいかわからない」 「あはは、いつも通り普通でいいんだよ?、そんな特別なことじゃないんだからさ」 「うん、理樹がそういうなら」 理樹と鈴はしばらくそうして話ながら歩き回った 「今日は楽しいかったね、そろそろ帰ろうか?」 ところが鈴からの返事は無かった 「鈴?」 理樹は振り返ってみたが鈴はいない 「鈴?」 もう夜でみんな帰り時の人混みの中鈴がいない、 理樹は鈴がこんな所一人になったらどうなるかぐらい分かっていた。 「鈴っ」 理樹は急いで鈴を探した 「まだそんなに離れてないはずなんだけど、」 「はぁ、、はぁ、、」 理樹は急いで探し回ったが鈴は見つからない 一時間ぐらいたって、もう人混みも少なくなっていた時、鈴が一人立っていた 「鈴」 よく見てみると鈴の目からは涙が見えた 「鈴?」 理樹は鈴に近寄った 「理樹、、、」 消え入りそうな声で鈴が読んだ 理樹は鈴を抱きしめた 「理樹、、怖かった、、、」 「きずいたら、あたし一人で、理樹がいなくて、、」 「ごめん、怖かったね」 「理樹があたしをおいて行ったのかと思って、っ、」 「馬鹿だなぁ、、そんなことするわけないじゃないか」 「、、、っ、」 「でも、ごめんね、もう一人にしないから」 理樹は鈴の頭を撫でた 「本当か?、、約束、、してくれるか?」 「うん、約束するよ、もう鈴を一人ぼっちにしないって」 理樹はそう言ってもう一度鈴を抱きしめた end
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