「デートの誘い」

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金曜日の夜、真人もいなく、特にやることもない理樹の部屋に鈴が一人で来た 理樹はドアを開け 「鈴? どうしたの?」 「理樹、、えと、頼みたいことがあるんだ、」 「ん? なんだい?」 鈴は顔を真っ赤にして、もじもじした様子で言った 「明日、、デートしてくれ」 「え?」 理樹はそれを聞いた瞬間びっくりしたが、次には笑顔で 「うん、いいよっ」 「本当か?」 「うん、明日デートしよう、何処か行きたい所はある?」 「ありがとう。行きたい所か?うーん、まだわからない」 「そっか、なら今決めちゃおうか?」 「うん、でもあたしはよく詳しくないが普通デートって遊園地とかに行くんだろ?」 鈴はうーん、と首を傾げて聞いた 「そうだね、でも僕は何処でもいいよ? 鈴は人が多い所より静かなとこの方がいいんじゃない?」 鈴は極度の人見知りだ、関係無いかもしれないけどそのことを思って理樹は言ったようだ 「あたしは、理樹がいるなら何処だって楽しいと思う」 「そうだなぁ、何処がいいかなぁ、、まぁ鈴がいいなら遊園地でもいいんじゃないかな?」 「うん、分かった、じゃあ遊園地に行く」 「うん、これで決まりだね、じゃあ明日の朝寮の前で待ち合わせでいい?」 「それでいいぞ、また明日だな」 鈴はおやすみ、と言って理樹の部屋を出た 「ふぅ、びっくりしたなぁ、まさか鈴がデートの誘いなんて」 「僕もそろそろ寝よう」
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