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「その子を……アトムを、どうするつもりなんじゃ!!」
天馬と呼ばれた男は少しだけお茶の水に顔を向け、口元をつり上げて見せた。
「トビオを再び目覚めさせる。そして、新世界の王にするのだ」
「!!!…天馬博士!
あんたはまた、アトムを傷つけるつもりか!!やめるんだ!!」
制止しようと、お茶の水は天馬に飛び掛かる。
しかし、天馬は意図も容易くお茶の水をかわし、下部のロボットの上に乗った。
「さらばだ、お茶の水。お前はそこの出来損ないと仲良くしているが良い。
ふはははははっ!!!!」
高笑いと共に闇に消えた天馬。
残されたお茶の水とアトム二世は、ただアトムが連れ去られる所を見ている事しか出来なかった。
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