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発信機の信号を元に、アトム二世が辿り着いたのは、小さな孤島だった。
そこには、大きな城が建っている。
アトム二世は深呼吸をすると、城へと近付いた。
回りには犬型ロボットが目を光らせ、城の庭を闊歩している。
少しでも異常があれば襲ってきそうなほど、警戒しているようだった。
岩影に身を隠し、様子を伺うと城の庭を駆ける。
だが、敏感な犬型ロボットはアトム二世に気付き、唸りをあげ飛掛かって来た。
「ちっ気付かれたかっ!!
こうなったらやるしかないな!」
そう言いながら、犬型ロボットを投げ付ける。
次々と現われるロボットを倒し、一気にジェットを使って城の中へ潜り込んだ。
「よし!城の中に入ったぞ!!
ここからが本番だ!」
まるで迷路の様な廊下を、ジェットを飛ばして駆け抜ける。
警報音と共に、レーザー砲が発射される。
すれすれに避けながらアトム二世は進んで行った。
すると、目の前に分厚い扉が現われた。
「ん?この扉からアトムの反応があるぞ!!突っ込んでやる!」
ジェットの火力をあげ、アトム二世は勢い良く突進した。
ドカーン!!
衝突の勢いで扉が吹っ飛ぶ。
半端転がる様にして部屋の中に入った。
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