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プルルルルル…プルルルルル…
絶対嫌だって言われるだろなあ。
不安な気持ちいっぱいで晃に電話をした。
晃『おぅ。どうした?』
椿『話があるんだけど?』
晃『かけ直す』
いつも電話代がかかるからって晃から電話してくれていた。
10万いった月もあったらしい…
俺がかけたかったからいいんだって言ってくれたけど、いつも申し訳なかった。
プルルルルル🎵
晃からだ。
椿『もしもし』
晃『どした?』
この機嫌がいい時間も数秒で終わってしまう。
椿『単刀直入に言うと好きな人出来たから別れて』
晃『はぁ?嫌!!!』
椿『晃には家族もあるんだから私を縛るのはもう止めて』
晃『だから別れるから待てって!!!』
椿『嫌よ!!!人の家庭壊してまで幸せになりたくない。子供のこと考えてあげなよ』
晃『子供は嫁が引き取るし、気にするなよ』
椿『もう無理。待つ気も無いし晃と結婚なんて考えられない』
晃『お前本気で言ってんのかよ?』
晃のボルテージがヒートアップしてきた…
こうなるとまともに会話も出来なくなってしまう。
晃『オイ!!!コラァァ!!!
お前にどれだけ尽くしたか分かってんのか?』
椿『付き合うことになった時にちゃんと言ったはずよ。お互い本気にはならないって!!!今更そんなこと言うなんて卑怯よ』
私もそろそろキレてしまいそうだ…
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