疲れた

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「あー、また行って来たのー?毎日毎日さ。そろそろ諦めたら?」 ため息混じりに言う妹の声には若干の呆れが見えた。 でも、本当は直緒のことを一番に心配しているのは他でもない妹だ。 「…ただいま。」 そう言う直緒はすでに自分の部屋へと続く階段を上っているところだった。 「お風呂入らないと風邪引くよー?」 「後で入るから良い」 バタン 妹の心配も虚しく直緒は部屋の扉を閉めてしまったのでした。
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