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「お………鬼?
でも鬼にしては鬼っぽくないよね……?金棒だって持ってないし……。」
「はぁ………」
紅輝はため息をついてこう言った。
「あなたもしかして絵本とかに出てくる鬼しか見たことないんですか?」
「普通そうでしょ!!!!」
その通りだ。
それなのに紅輝はまたため息をついて、こう言った。
「頭使ってくださいよ。鬼があんなんだったらなんで僕は人間の姿をしているんですか?」
「あッ!!」
そして紅輝は続ける。
「いいですか?本来鬼は人間に近い……いや………人間の姿をしているんです。
あなた達が絵本で見るような鬼、あれは鬼であって鬼でない。」
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