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「お前は、最後に花がつくから、ジャスミンでいいな」
「はい」
「じゃ今日も、頑張れよ」「はい!」
翌日
「ねぇ、ジャスミンの両親ってどんな人?」
「えっ?あの…その」
ピンポーン
「郵便です。礼紋さん」
「はい。」
「ご両親からですよ。」
「…………」
「どうした?」
「いえ、なんでも」
茉莉花へ
今、どうしてる?ご飯ちゃんと食べてるか?お父さん達心配なんだ。だから、今度会わないか、茉莉花の元気な顔を見たら安心するんだ。
「何よ、いまさら」
「ジャスミン!両親の事教えて」
「………両親に愛されていいね。」
「そんなの、家族だし」
「私はもう、何年も愛されて無いんだ」
「えっ?」
「……エスパーだから、両親でさえ私を気味悪がって」
「そんな」
「なのに、今日手紙が来た今の私を知って会いたいって。……一度私を捨てたくせに。」
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