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『ふう~結構食ったなぁ、ちょっとトイレ』
スノーは立ち上がると歩いて行った
『なあ 森田、なんで雪村はスノーなん?』
『光弘でいいよ、岡崎。雪村 貴之 名前に二回もユキが付くからさ、俺がスノーって付けた』
『ふ~ん…なるほどな、それでか』
『まあ それだけじゃないんだけどな』
『他には何があるだ』
光弘のグラスにビールを注ぎながらヤンが訊いた
『アイツはいつも冷静なんだ。熱くならないって言うか、なんと言うか。でも一緒に居てなごむんだ、優しさがあるのかな。だから 雪=スノーさ』
『…カッコイイこと言うだな光弘は』
スノーが戻ってきた
『何、語ってんだよみっちゃん。飲み過ぎなんじゃないの』
『お前のことを聞いとったんだわ、雪村』
『スノーでいいよ、みっちゃんは飲むと語りが長いからな』
『俺は地元の友達からは ヤン って呼ばれとる』
『ヤンねぇ、なんでだ?』
『う~ん……?知らん、いつ頃からかそう呼ばれとった』
ハハハッ 二人は笑った
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