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ヤンは何かを思い出したように尋ねた
『そういやスノー、お前なんでインターハイ途中で辞退しただ』
『…いろいろあってな』
『スノーの話よりヤン。お前も優勝してないだろ、負けたか?』
光弘が話しを変えるように聞くと
『俺はちょっと喧嘩したんがばれて強制的に出れんくなっただ』
『なるほどな、解る気がする』
納得するように言いながら光弘がヤンのグラスに注いだ
ヤンは少し酔ってるみたいだ
『そういや…ボクシング辞めたって言ってなかっただか?』
『ああ もうやってないよ』
『なんでだ?俺のおった県にまで有名だったで、お前の名は。雪村”スノー”って呼ばれるカウンターの得意な化物がおるって』
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