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飲んでいたグラスを置き少し考え
『…殴り合いに飽きただけさ。お前はまだやってるのか?』
『いや、辞めただ。家庭の事情でこっちに来てからは働いてるだ』
『…、そうなんだ』
『スノーとヤンの元天才ボクサーに乾杯だ』
光弘が二人に注ぎながら言った
『みっちゃん飲み過ぎだろ』
『何言ってんだスノー、ヤンの奢りだ好きなだけ飲め』
ヤンは苦笑いをしていた
ゴホッ大将が咳払いをした時
ヤンはドキッとしたような顔でこちらを向き
『そろそろ、帰らねえだか』
『そうだな、そろそろ出ようか』
三人はそそくさと店を出た
『今日はご馳走になったな』
『いいだ お前らと飲めて楽しかっただ』
ヤンとはそれ以来友達になった
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