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ヤンに付いて店に入った
『いらっしゃい』
威勢のいい大将の声がする
『オッ悠哉か、なんだ友達か』
『はっはい。まあ友達と言うか、高校時代の知り合いと言うか』
ヤンは照れくさそうにこっちを見た
『俺はここで板前の修業をしとるんだわ』
『へえ~寿司屋ねぇ』
光弘が見渡しながら呟いた
『悠哉~、稼いだ金で競馬とかしてるんじゃねえだろうな?』
『しっしてませんよ大将。俺、馬とか分かりませんから』
後ろで二人は小さな声で、嘘つけと呟く
席に着き注文を考えていると、ヤンが大将に尋ねた
『大将。今日は休みなんで、これいいですかね?』
ヤンは酒を飲むしぐさをして見せた
大将はチラッと三人を見渡し
『少しだけだぞ』
とこっちを見ずに言った
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