1章

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バリバリバリバリ。 ドン。 その人影は一度近くのすずかけの木に落ち、 盛大な音をたて枝を折り、 地面に落ちた。 天使じゃねぇよ!! 人だよ!!しっかりしろ俺!! 数秒前の厨2発言に恥ずかしくなりながらも、 駆け寄る。 「大丈夫ですか!?」 何度も声をかけ意識を確認するが応答がない。 脈拍と呼吸を確認し、幸い両方あるようだ。 急いで救急車を呼び、保健室に走る。 30分後救急車が到着し、 近くの病院に搬送されていった。 「なんだったんだ…」 しばらくぼうっとその場に佇み、 救急車の走って行った先を見つめていたが、 チャイムの音に我を取り戻し教室に走った。
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