プロローグ(?)

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「…鈴夏、大丈夫?」 「…私…声…」 「ごめんごめんね鈴夏…っ」 「--っ!」 病室で泣く親子。 「なんで、お母さん…は悪く、ないよっ!--悪いの…は、--だ、よぉ…っ」 "鈴夏"と呼ばれる女子は、すごく 声が低かった。 ハスキーなんてもんじゃない。 声変わりした男子と同じ位。その中でも低い-… しばらくたち、親子は泣き止んだようだ。 「…鈴夏、なんか…やりたいことある?」 「え?どうしたの、一体」 「この際さ、やりたくても出来なかった事、パァッとやろう?」 「………に……り…い」 「…うん?」 「------…」 「…そう…」
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