黒と白

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「うーん…」 状況はわかった。しかし、踏ん切りはつかない。 だって天使は良いとして、悪魔だよ? 「悪魔だっていいやつもいるかもしれねぇだろ?」 「その前に人の心を読まないでくれ」 「彼は大丈夫ですよ。それにもし彼が何か悪さをしようとしても、私が止めてみせます」 「じゃあ、分かった。そうする」 「本当ですか!?」 そう言って天使の方が詰めよって来る。 暗闇でよく見えなかったが、めちゃくちゃ美人だ。 「う、うん。時間が無いってことはこれが最後のチャンスだろ?それにずっと俺の中にいるわけでは無いんだろ?」 恥ずかしさに目を合わせられず、悪魔の方を見ながら聞く。 「「多分…」」 えらいてきとーだな。
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