黒と白

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「とりあえずさっさと取り込め。俺達に触れるだけで良い」 ぶっきらぼうに悪魔が話す。 まぁ、いいって言っちゃったしなぁ… 俺はそれに頷いて返事をし、二人に手を伸ばす。 触れた瞬間…… 「ッ!?」 何かが――異物が体の中に入ってくる感触。 頭が重たい。 もう……駄目だ。 「俺の名前はギルアム」 「私の名前はリザです。よろしくお願いします」 最後にその言葉を聞き、俺は意識を手放した。
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