目標

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      * ――夏休み二日目。 あれからサイラスさんに有ったことを全て話した俺は、サイラスさんと学園に戻って来ていた。 「うぁ…懐かしいなー」 「あれ?サイラスさんもこの学園出身なんですか?」 「まぁな。まぁ俺程ともなれば、もはや教わることもない位だったけどな」 …この人がこんなことを言うと本当の様に聞こえる。 まぁ事実だったんだろうけど。学生の頃から凄かったんだろうなー。 等と考えていると、いつの間にか目的地へと着いていた。 目の前にあるのは恐らくこの学園で最も大きく豪華なドア。 そう、俺は今学園長室に来ている。
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