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「あの…すいません」
軽く咳払いをして、やっと笑いがおさまったらしき彼に話しかける。
「こちらのスタッフの方ですか?」
すると彼は漫画のようなキョトン顔でこちらを見て、
それから視線を斜め上に動かし何かを考えてる様子。
え、俺、なんか変な事言ったか…?と少し不安になっていると、
彼は突然コクンと子供のように頷いた。
「あ、良かった。私、ZERO出版の酒……」
「ちょっとアンタなに?!」
奥の方からカットインしてきた声。
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