2100人が本棚に入れています
本棚に追加
「個展…と、ここだ」
ガードマンにIDを見せ、ガラスのやたらデカいドアを開けると、フッと油絵の具の匂いがした。
「すいませーん…」
……誰もいない?
受付もロビーも静まりかえっている。
でも、今日はココにいるって編集長が。
綺麗に磨かれた床にコツコツと足音を立てながら奥へ進む。
「うあ……」
眩しい光。
瞬間、俺は息を呑んだ。
.
最初のコメントを投稿しよう!