第一噺

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 そうだ、有美が埋めたのってなんだろう。 僕はタイムカプセルの中にただ一つ残っている物を取り出し、有美の物か確認する。  それは、少し茶ばんだ封筒だった。 表には「斉藤有美」とだけかいてあり、裏には「未来の高橋くんへ」と書いてあった。 僕は急いで中身を取り出し、内容を見る。  「私の部屋の押し入れ」とだけ書いてある手紙を握りしめて僕はその場を後にした。
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