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沈みかけた太陽の光が俺たちを照らす。
それを見つめながら感じる。
こうしている間にも刻々と時間は迫ってることを。
「ここのこの景色、二人で見んの何回目だっけ?」
「そんなの多すぎて覚えてないよ」
「それもそうか。
まず、初めてがここだしな」
「うん。あの時の真の素っ気なさったらないよ!」
「ん?そんな素っ気なかったか?」
「素っ気ないってもんじゃないよ!
私、殆ど一方的に話してたんだから」
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そうだっけ?
あー!覚えてないんだー!
いやいや!覚えてるって!
確かにあの時の俺は喧嘩はしなかったけど、学校サボるなんて当たり前だったしな。
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