episode1

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突然のことで避けることも出来なくて……。 「いったぁい!」 自分から転がり落ちてきて俺にぶつかっといて頭を押さえながら、また叫んだ。 「あ!すみません! 大丈夫ですか!?」 気にしてもらってなんだけど、正直お前の方が大丈夫か?って思ったね。 バランス感覚とか運動神経とかの意味で。 それって、酷くない? だって、そうだろ? 普通、あんなとこから転げ落ちるか? あの時は急いでたからで……。 だろうな。大声で遅刻宣言してんだから。 うるさい! あ、うるさいっていうと俺ん中でお前の第一印象は“うるさい”だったよ。
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