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いや、確実に怒られるだろう。
これ以上ないくらいに。
そして、同時に悲しまれもするだろう。
これ以上ないくらいに。
高校へ入学してから、ずっと今日まで、私は無遅刻欠席を貫いてきた。
そのため、担任の先生やクラスメイト達からは、高校を休む事のない真面目な人間だと思われている。
きっと、そうに違いない。
いや、絶対にそうだと思う。
そして、それは私の両親も思っている筈だ。
そのため、私が急に高校を休んだりすれば両親が悲しむ事は目に明らかだ。
そんな訳で、私は今日も仕方なく高校へ来ている。
そして、教室内にある自分の席へと座っていた。
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