失われた存在

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グラウンドには7人くらいの人が倒れていて、 残った2人が戦っていた そして翼の生えた奴が 最後の1人を倒して大空に飛び立った 「キム!!!」 アレックスが倒れているキムの元に駆け寄った 「アレックス・・・」 「キム!」 アレックスがキムを抱きかかえた 「アレックス、アタシ・・・」 「わかってる、 キムは操られてただけだ。 デンプシーに全部聞いた」 「よかった。 でもアタシ・・・ひどい事を」 「しょうがないって」 キムは今にも死にそうなくらいに苦しそうだった オレはここで過去を見るのをやめた 結末はもう、わかった キムとデンプシーを操ったのはお婆さんなんだ 洗脳できないって、最初のほうにお婆さんは言ってたけど お婆さんはできたんだ ただ、争いが嫌いだったからお婆さんは これっきり使いたくなかったんだ きっと、シアトルの誰かを通して この事実を知ったんだ アレックス・・・ これでお婆さんを・・・
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