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しばらくして、真也の目の前に水晶が現れた。
その水晶は、第三刺客のロイルに姿を変えた。
ロイルは真也を睨みつけた。
ロイル「お前…あの時はよくもやってくれたさ…。次こそは僕が勝ってみせるさ!」
真也「第三刺客のロイルか…。確かコイツとの戦いは…」
真也が過去のロイルの戦いを思い出していた。
その時。
ピューー…ドン!!!
上から何か大きな物が2つ落ちてきた。
それは、クイズ番組で使われていそうなボタン付きの席であり、赤の席と緑の席と2つある。
ロイルは早速赤い席に座った。
ロイル「さっ、お前も早く緑の席に座るのさ!」
ロイルは緑の席を指差しながら真也に言った。
真也(やっぱりこれなんだ…)
真也は苦笑いをし、魔神剣を背中に仕舞って、緑色の席に座った。
やがてどこからともなく女の声が聞こえてくる。
「アタック25の時間です。さぁ今回も激しいクイズバトルの末、勝利を目指して下さい」
真也(あれ?そういえば今回は司会の男の人が居ないなぁ…)
真也はキョロキョロ周りを見回した。
すると、また女の声が聞こえてくる。
「では、早速問題を出します」
真也は顔を強ばらせた。
『第三刺客 狂遊創賢幻魔 ロイル』
「第一問、全てのソウルキーは何個でしょう」
ポンッ!
真也は緑の席のボタンを押した。
真也「10個!!」
「はい、正解です」
ロイル「なっ!」
その瞬間、ロイルの頭上から巨大な石が降ってきた。
ガンッ!!!
ロイル「ぐはっ!!!!」
頭からダラダラと血を流し…ロイルは倒れた。
ロイルは気絶したようだ。
すると、また女の声が聞こえてくる。
「赤の席の方は気絶されたようですね…。よって勝者は緑の席の方です!おめでとうございます!」
真也「ど…どうも」
すると、ロイルと赤の席と緑の席は、光と共に消えた。
真也(こ…こんなにあっさり勝っちゃっていいのかな?)
真也は苦笑いをした。
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